MUSTAKIVI ムスタキビ

MUSTAKIVIイメージ画像

文学と温泉の街、愛媛県松山市に2017年2月にオープンしたギャラリー&茶房「MUSTAKIVI(ムスタキビ)」。 フィンランドのファブリックブランド「Marimekko(マリメッコ)」で長年テキスタイルデザイナーとして活躍してきた石本藤雄氏がプロデュースを手掛けるこの場所は、「ローカルから上質なライフスタイルを発信する場」として、石本作品の常設のほか石本氏と親和性のあるアーティストの展示が行われています。 また併設される茶房では、愛媛の砥部焼を用いたうつわで甘味やお茶が提供され、観光客のみならず地元の人々の憩いの場ともなっています。

砥部焼×石本藤雄のうつわ

砥部焼の制作の様子

愛媛県・砥部町で約240年もの歴史をもつ砥部焼は、地元・砥部の陶石原料から形成され、一点一点、職人の手仕事で作られる伝統的なやきものです。 鋳込み成形をしたのち形を整え、飲み口の削り、水拭き、素焼き、絵付け、釉掛けが施され、ようやく本焼きとなります。成形から焼成まで、どの工程も全てが非常に丁寧な手しごとで行われています。


MUSTAKIVI 砥部焼の器

無駄を削ぎ落とした縁のないシンプルなフォルム。石本氏の陶芸作品にも通じる、北欧らしくもその中に「和」を感じさせる凛とした色彩。 石本氏のエッセンスを加えることで、砥部焼を独自の存在に変えています。口触りも良く、風合いも和食器とも洋食器とも相性が良い仕上がりです。

「MUSTAKIVI」のアイテム

毎日の生活に「ささやかな美」を添えて

フィンランドの風景など

石本藤雄氏の作品のベースとなっているのは、幼少の頃に過ごした愛媛県・砥部町の原風景と、20代から現在までを過ごす北欧フィンランドの豊かな自然。 草木、花、いきもの、頬をすべる風…、どこか懐かしく心地よいデザインとして私たちの心に響きます。


石本藤雄プロフィール画像

石本藤雄 Fujiwo Ishimoto

1941年愛媛県砥部町出身、フィンランド・ヘルシンキ在住。 1970年にフィンランドに移り、1974年から同国を代表するファブリックブランド「マリメッコ」で32年に亘りテキスタイルデザイナーを勤める。 フィンランドの広大な自然を題材にしながら、どこか日本的な感性を感じさせる石本氏の作風は、フィンランドのテキスタイルデザインの世界に新しい風を吹き込み、現在も世界中で愛されている。 1989年からは、フィンランドを代表する陶器メーカー「アラビア」のアート・デパートメントで、自身のライフワークとして想像上の草花や自然の風景をモチーフとした陶芸作品の制作に取り組む。 ファブリックと土、まったく性質が異なる素材を扱いながらも、作品には自然へのまなざしや鋭い色彩感覚など一貫した美意識が感じられる。 「道後オンセナート 2014」では松山市・道後のホテル「茶玻瑠」にて石本氏の作品に囲まれたオリジナルルームを展開。