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八木 麻子 イメージ画像1

優しい色合いとやわらかな風合いが魅力の八木麻子のガラスジュエリー。
板ガラスを重ねガラスを溶着させた後に加工する、キルンワークという技法にて作られています。

ガラスの色を表現するため、つやが出ないようフロスト加工を行い、波打ち際のガラスのようなマットな質感が印象的。
繊細で美しいガラスジュエリーをご紹介します。

ガラスの技法としては、一般には吹きガラスが知られています。私も始める前はそういうイメージでしたが、やってみると難しかった。 スピードが求められ、割とスポーツに近い技法なので、運動神経の悪い私には向いていないかなと断念しました。


キルンワークは、窯のなかでガラスを焼成する技法で、成形の間はガラスに触れることはありません。窯から出てきたものを削ったり、整えたりして完成させます。


他の技法と異なるのは、平面的にとらえられるというところです。グラフィックとして自分の頭のなかで考えたものを、細かいテクスチャーやニュアンスまで表現できるところが魅力です。


表面をマットにしているのは、色を一番に見せるためです。


ガラスはその透明性と同じ位、色の表現の幅広さも特徴だと思っています。表面に光が反射してつやが出てしまわないように、その要素をなくすようにしました。 また、ガラスは経年変化がない素材なので、表面にテクスチャーをつけることで暖かみをもたせて人工的になりすぎないように工夫しています。

普段過ごしているなかで、心地よいなと感じる色をストックしておくようにしています。ガラスを通して、自分が見ている景色がなんとなくでも伝わったら素敵だなと思っています。


ガラスは夏のもの、というイメージがありますが、季節によって色の組み合わせを変えれば、その季節ならではの魅力を感じられると思います。 夏には涼やかさを、冬には凛としたつめたい清々しさを、自分の中でもその切り替えをしながら色選びをしています。

身につけるだけで明るい気分になるような色や形のガラスアクセサリー。
コーディネートで組み合わせる色や素材により、一年中楽しめます。

キルンワークで作成されたガラスのプレート。ガラスの色を一番に表現するため表面はフロスト加工でマットな質感です。裏面のクリアなガラスの対比も美しく、異なるガラスの美しさを感じて頂けます。

板ガラスを重ね合わせ、電気窯で焼成するキルンワーク(フュージング)によりガラスの器やアクセサリーを制作。


東京都出身
武蔵野美術大学大学院造形研究科
デザイン専攻工芸工業デザインコース卒業


夏だけでなく、組み合わせる色や素材によって通年楽しんでいただけると嬉しいです。

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