ELVANG DENMARK エルヴァン デンマーク
贅沢な繊維、アルパカ
南米が原産の「アルパカ」。標高3,500~5,000m程のアンデス山脈の高原地帯で家畜として放牧されています。朝はマイナス20度まで冷え込み、一方日中は30度まで気温が上昇する寒暖差の激しい中で生活をしているため、アルパカは自分の毛により通気性や保温力を高めることで、体温をコントロールしています。よって、アルパカ糸を用いてつくられた製品は、非常に柔らかな肌触りで保湿性に優れているという特長があります。また動物繊維としては、非常に細い毛であることから毛羽立ちや毛玉がほとんど生じません。さらには毛一本一本が半中空であるため軽さがあり、また断熱効果が高いことでも知られているので、使う人自身の体温を保持し、最適な快適さをもたらしてくれます。 そんな素晴らしい特長を持ったアルパカ毛の中でも生後1年以内で最初に刈られた毛を「ベビーアルパカ」と言い、抜群の保温力と撥水性、より繊細で柔らかく、美しいヌメリと光沢を持っています。またアルパカ毛にはアレルギーや着用時のチクチクとした痒みを引き起こす「ラノリン」が含まれていないため、その製品は肌に優しく安心して使用することができます。
厳しく信頼のおける品質管理
ELVANGはフェアートレードを基本理念とし、デンマークでデザインを行い、ペルーにて紡糸~織り~縫製まで、全て自社による生産ラインを確保しています。 高い品質水準を保つことで、デイリーユースにも耐えうる美しいプロダクトを作り続けています。
スカンジナビアンデザインとの融合
2002年、創設者であるLasse Elvangと妻のTinaは旅先のペルーで、アルパカウールに触れ、その美しさや柔かさ、そして上品さに魅了されました。 その一方で、上質な素材を扱い、高い技術を持ちながらも貧困にあえぐペルーの現状を知り、ELVANG夫妻はスカンジナビアンデザインの特徴ともいえる、シンプルモダンなフォルムやカラーリングをほどこしたファブリックをペルー現地で製作することで、アルパカウールに新たな価値を与えました。 今ではELVANGのアイテムは世界20か国以上で愛されるブランドに成長し、羊飼い、ニッター、縫製職人など、ペルー現地での職業訓練やシングルマザーへの仕事の提供など雇用を拡大し、現地の経済活動にも力を注いでいます。