私的偏愛アイテム #62022.08.31

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火加減調整いらず。
簡単に美味しい白米が炊ける土鍋の最適解

朝晩が冷え込んでくるこれからの季節、絶対食卓に上がってくるだろう土鍋。
長谷園の「かまどさん」は既に土鍋のド定番ですが、今回はあえてこのアイテムの素晴らしさを振り返ってみたいと思います。

長谷園 ながたにえん/かまどさん

子供の頃から、電気なのに水蒸気が出てくるという不可思議な電気鍋が怖かった私が、最初に土鍋でお米を炊こうと思ったのは実家を出てすぐのころ。
手持ちの土鍋で挑戦したものの案の定火加減調整が難しく、お米が焦げたり生炊きになったりして、なかなか上手くいきませんでした。

当時スパイラルマーケットでキッチン周りのバイヤーをしていたこともあり、勉強も兼ねて興味津々だった「かまどさん」を購入。
早速白米を炊いてみました。
美味しい白米って、ツヤツヤでお米が立っていると聞いたことはあったのですが、まさかそれを自宅で再現できるとは思っていなかったので、いたく感動したことを今でも覚えています。
しかも、中強火で11分火にかけて、火を止めて20分蒸らすだけ。
難しい火加減の調整が一切いらないのです。 その後伊賀焼窯元「長谷園」さんに連絡を取り、スパイラルマーケットでのお取引が始まりました。

個人的には、11分ぐらい経った時に中のお米がかすかにパチパチと鳴る瞬間がありそこで止めるとちょうど良い炊き具合になっているなと感じます。
おこげが欲しい時は、しばらくパチパチと鳴った後に火を止めます。この辺りは、もう好みの問題もあるかと思うので感覚の領域でしょうか……!

また、普通の炊飯器と違って、土鍋のまま食卓に持っていけるところもグッドポイントです。
残った白米をそのまま入れておいても、木のおひつのような吸水性があるので、ご飯がべちゃべちゃにならず、良い状態で保温されます。
そして炊いた後も鍋肌にお米がこびりつくことも少なく、後片付けも楽々です。

ご飯が美味しくなる季節。
鮭の身を焼いてほぐして白米に混ぜ、いくらと大葉をのせただけの、絶品簡単混ぜご飯で秋の夜長を楽しみたいと思います。

author:
Naoko NISHIMURA

Author:Naoko NISHIMURA

スパイラルマーケットのテーブルウェアのバイヤー、全店舗のMD統括するチーフバイヤーを経て、現在、販売部物販課商品担当チーフ。スパイラル勤務は18年目。コロナ禍を機に20年ほどゆるりと行なってきたヨガ熱が再燃。週一回のオンラインレッスンがすっかり日課となり、体調も万全です。

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