私的偏愛アイテム #22021.11.18
茶葉もコーヒー豆も美味しく保存
親子ニ代で使える開化堂の茶筒
コーヒー豆をいかにおいしく保管するか。
保存方法として冷凍が良いなどさまざまな説がありますが、個人的には常温保存が、風味が落ちない気がして一番好きです。密閉機能に優れた市販の容器もいいのですが、量が少なくなってくると、コーヒー豆が空気に触れる体積が増えてしまってそれが風味に影響しないかずっと気になっていました。ある日、目についたのは開化堂の茶筒「取込盆用 120g」。
そうだ、ずっと茶葉を入れて愛用していたけど、コーヒー豆にも最適なはず。
この茶筒は、豆が100g入るか入らないかの小さいサイズ。
案の定なるべく空気に触れさせずに保存することができました。開化堂からはコーヒー缶も出ているのですが、キッチンにはちょっと大きい印象で、毎日なでてさわりたい私の欲求を満たしてくれるこの茶筒のサイズが個人的にはベストだと感じています。
二重構造で気密性が高く、湿気から守ってくれる機能性も信頼しています。
元々この茶筒は、入社当時に母親へプレゼントとして贈り、家族でずっと愛用していたものでした。
私の思いつきから正式に譲ってもらい、改めて使い始めたのですが、ブリキは経年変化によって40年かけて黒色になるという話を聞いていたので、現在がほぼその折り返し地点。私がさらに20年使えば、完成形が拝めるのかなと期待しています。すでに蓋の中心が黒くなっているのは、母親が当初閉めるときにそこを押していたからだと思いますが、そんなところにも我が家の歴史がつまっているようで、愛おしく感じます。容器にしては高級品ですが、親子ニ代で使って、茶葉もコーヒー豆も入れられるなんて、個人的にはコスパよしだと思います。金属製は香り移りもそんなに気になりません。まさにサスティナブル。
朝は、このアイテムとTORCH の「Mountain COFFEE DRIPPER」でほっとコーヒータイムを過ごすのが日課です。
(Spiral Express連載より再掲)
スパイラルマーケットのテーブルウェアのバイヤー、全店舗のMD統括するチーフバイヤーを経て、現在、販売部商品課課長。コロナ禍を機に20年ほどゆるりと行なってきたヨガ熱が再燃。週一回のオンラインレッスンがすっかり日課となり、体調も万全です。