私的偏愛アイテム #232024.09.11

愛くるしい表情の動物たちが
大胆にデザインされた今治のハンカチタオル
ずいぶんと前から、鈴木マサルさんのハリネズミが大胆にデザインされたカーテンに憧れながらも、自宅に設置した時にパターンが大きくなりすぎるのではないか?と心配し、勇気を持って購入できなかった私……。
そんな、フタをしてきた感情が一気に湧き上がったのが、スパイラルのエントランスでOTTAIPNUのハンカチタオルに出会ったときでした。

正方形の中に大胆に配置された愛くるしい表情の動物たち。
今でこそ、ロングセラー商品ですが、当時は一時的に販売されるものかもしれない!と焦って、フクロウ、シロクマ、クジャクの3つの柄を同時購入。
そこから、毎日肌身離さず、ローテーションしながら5年以上は使っています。かなりの年季ものです。
吉井タオルという今治市のタオルメーカーが、自社グループの工場で織加工から製品加工まで一貫して生産したタオルだから、吸水力が抜群です。
また、洗濯と乾燥をくり返しても、硬くならず、ある程度ふんわり感がキープされているのも嬉しいところ。
そして、グレートーンの展開だから、意外と汚れも目立ちにくく、日常使いに持ってこいなのも、ひそかな推しポイントです。
当時は、鈴木さんが教員を務める東京造形大学の卒業制作展に、スパイラルの担当として関わっていたこともあり、このハンカチからたくさんのエネルギーをいただいていたなと、個人的にも思い入れのあるアイテムだったので、今回ご紹介できて良かったです。
(Spiral Express連載より再掲)
2014年スパイラル入社。スパイラルガーデン担当、総務課などを経て、2023年4月よりアート事業課アシスタントキュレーター。コーヒーは、浅煎りの豆を買ってエアロプレスで淹れるのがお気に入りです。