飾って、飲んで Have a Herbal Harvestの新感覚ハーブティ2018.01.19

本日よりスパイラルオンラインストアではHave a Herbal Harvestの商品を入荷しております。
「飾って美しく、お茶として飲めばハーブの香りと効果を感じることができるハーブティブランド」。食、花をキーワードに新感覚の提案を行っている同ブランドの魅力をご紹介します。

HHHの裏側にいるのは2名のクリエイター。

■伊藤維(CATERING ROCKET)
“food”と“art”を結ぶ新感覚ギャラリーROCKETが運営するオーダーメイドのケータリングサービス「CATERING ROCKET」のフードディレクター。
ユニークな食をデザインするフードクリエイターとのコラボレーションメニューや、イメージに合わせたオリジナル什器による空間演出まで、さまざまなシチュエーションに合わせたスペシャルなケータリングをお届けしています。


■木村亜津(「plantica」フラワーデザイナー/アーティスト)
美術大学卒業後、生花を習い始めたことで日本の美と自然観を学ぶ。山や動物を含めた環境、とりわけ植物を研究中。

ブランドが生まれるきっかけとなったのは、2014年秋に東京・原宿のギャラリーROCKETで開催されたCATERING ROCKET×planticaの展示でした。

HHHのプロダクトと、planticaによる押し花のインスタレーションが展示される空間で実際にハーブティを味わえるという内容は好評を博し、その後も何度か場所や形態を変えながら展示を行ってきました。

2015年には、ハーブの味わいを直感的に理解できるパッケージのアイデアや斬新な切り口、また「食品や、自分の体の中に取り入れるモノの由来やその安全について関心が高い今の時代の人の気持ちに応えるデザイン」として高く評価され、グッドデザイン賞を受賞しています。
芸術性の高さを保ちながら、最終的に食のプロダクトに落とし込むという試みはいつでも新鮮な発見をもたらします。

そんなブランドを代表するプロダクト「Board」ハーブティは、一見アクリルに挟まれた植物の標本のような出で立ち。

Have a Herbal Harvest/Board ハーブティ(4種)
Have a Herbal Harvest/Board ハーブティ(4種)

光に透けた花弁や茎は、見ているだけで癒されます。
季節の新鮮な植物を使用しているため、たとえばミントの葉は春夏と秋冬でサイズが大きく異なります。特に都会に住んでいると、花を身に付けるような植物でない限りその変化には気づきにくいですが、こういった形で植物の季節ごとの姿を目の当たりにできるというのは、新しい体験だと思います。

アクリルボードに入ったハーブを立てかけてインテリアとして楽しんだあとに、今度はお茶として召し上がってください。

一般的なハーブティーの茶葉は、まとめての天日干しや乾燥機でつくられるため、葉が縮まって形状を残さず製品化されているものが多いのですが、HHHはまるで生け花や押し花のようにハーブ1本1本の枝ぶりや葉のカタチをいかしたまま乾燥させているので視覚的に美しく、インテリアとして目でも味わうことができます。
植物がそのまま急須に入ったようすを眺めるのも粋ですね。写真のように透明なポットで、お客さんをもてなすのもいいかもしれません。

Have a Herbal Harvest/Boxセット
Have a Herbal Harvest/Boxセット

HHHのプロダクトをぜひ体験してみたいけれど、アクリルボードはちょっと場所をとるし、まずは試しに。。。という方に。
プラスチックの袋に入った、ミニサイズのハーブ(ミント・ローズの2種類)と封筒、ポストカードのBoxセットがおすすめです。贈りものとしてもベストな形でしょう。

ちなみにこのハーブ、飾ると光にあたってしまうので、ハーブの香りや色をお飲み物として十分楽しんでいただくためには、どうしても通常のハーブティと比べて賞味期限が短めに設定されています。(約1~2か月程度)
賞味期限が切れてしまった場合はお風呂に入れて楽しんでいただく、という方法もあるようです。まだ試していないのですが、きっと爽快な香りのよい湯気に包まれるのでしょうか。


HHHのプロダクトは、食べるものだけではありません。

Have a Herbal Harvest/inedible ソイキャンドル(2種)
Have a Herbal Harvest/inedible ソイキャンドル(2種)

ハーブティー製造の際にはじかれた虫食いや色落ちのある茶葉、葉以外の部分などを使用したライン「inedible(インエディブル)」(=食用に適さない、食べられないという意味)は、ドライハーブを使用した食べ物ではない日用品ブランドとして展開。
ソイキャンドルは大豆からの植物性油を原料とするもので、パラフィンや蜜蝋のキャンドルと比べると融点が低く、火を灯すとキャンドル全体が溶けて燃焼時間が長いのが特徴です。
真空パッケージに入った様子もやはり斬新です。Boardハーブティが植物標本であるとしたら、こちらは少し化石標本のような見た目。

透けて見える植物の断片が、食べることはできないのですがちょっと美味しそうなソイから覗きます。ソイが溶けていく過程でどんどん植物が露わになっていく様子も見ものです。

灯すとさらに植物が透けて出てくるような見た目に。もちろん火を灯さなくても十分インテリアで美しい存在感を発揮するでしょう。

HHHは始まって3年少し、これからもプロダクトだけでなく衣食住、空間などライフスタイル全般にわたる新しい視点を私たちに見せてくれることを期待しています。